子供がグズルとスマホを渡す。仕事柄、病院の待合室でよく見る光景。今の子育ては大変だろうなと思っている。私も今、子育てしてたら、絶対に渡してたと思う。でも、あのアップルのスティーブジョブズ も、マイクロソフトのビルゲイツも、子供にはスマホを持たせなかったと聞いた時には驚いた。
20年程前は、実際、”子供に手を出す” とか よくある事だった。私も、娘二人には、『あかん』パシッ。口よりも手の方が早い。それで済むこともあった。”あれは虐待やった”と娘からは言われている。（笑）
私自身も遠い記憶になるが、母からお尻を叩かれて、怒られたことがあったと思う。あれは冗談で叩かれたのか、よく覚えてないけれど、でも決して嫌じゃなかった。何でやろ。心配してもらえてる様な気がして嬉しかった。この違いって何なんやろ。
長女の子育ての頃から、”怒らない子育て” ”褒める子育て”って言われ始めた様に思う。その当時住んでいたハイツの、先輩ママさんに薦められて、そういう子育ての本を読んだ。でも、正直私には難しかった。実際長女も、ママに褒められたことは、”マラソンで一番だった時の一回だけ”と言っている。あの時は、本当にすごい！って思ったから、私も憶えている。きっと長女にも印象的で覚えているんだろう。
もっとめちゃくちゃ褒めてたら、今と違った子になったんやろか。じゃあ、どういう子に成れば良かったのか。それもわからない。他人の子はいい子に育った様に見えるのか。それに、子育てに”傾向”とか、”その時代に合った”とかって何なん。”子育てに正解はない”。ああ 、そこはあえて教えておくれ。
”私の子育ては間違ってなかった”なんて思える時は来るんやろか。
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