
📖 第11話「明日を約束するということ」 今話は、“過去を抱えて、未来へ進む”すべての人へのエールのような回でした。あらすじとともに、じっくり振り返ります。
📖【第11話 あらすじと感想】
ホスは病院へ急ぐ。診断は「突発性難聴」。完全な回復は難しいと言われる。
ミジはロサが漬けたカニを持ってホスの家へ向かうが、
ホス:「ちょっと疲れただけだ。明日会おう」
そのころ”韓国金融管理公社”に 不正疑惑で、公正取引委員会の調査が入る。
ミレ:「私は間違ってなかったって、証明したかった。テイさん、私の代わりに会社に残って見届けて。最後まで全部、教えて」
ホスはイ弁護士のもとを訪ねる。
ホス:「頼みがあります。同級生のユ・ミレが、当時のセクハラ事件を正式に告訴しました。後始末は、ご自分でお願いします」
イ弁護士:「なぜ俺が引き受けると?」
ホス:「憎しみでも何でも、僕への思いがあるからです」
イ弁護士:「じゃあ、お前がやらない理由は?」
ホス:「個人的な事情です」
イ弁護士:「弱点が俺を特別にするとか言いながら、お前自身はさらけ出す気がない。……それが、お前の弱点かもな」
ホスが紹介したのは、自分の代わりに案件を引き継ぐ弁護士だった。
理由を尋ねるロサに、ホスは耳の不調を打ち明ける。
ロサ:「ミジは気にしないわ」
ホス:「だからです。再出発するミジの、足かせになりたくない」
ロサ:「ミジではなく、あなたの心の問題ね」
ミジとホスはガイドブックを手に出かけるが、階段のある店に戸惑い、メニューも聞き取れずすれ違いが続く。
景福宮の入場券を前にしても、ホスは黙ったまま。
そんなミジの気遣いに、ホスがついに重い口を開く。
ホス:「別れよう。僕らは違いすぎる」
ミジ:「正直に話してよ」
ホス:「右耳も悪くなった。もう治らないかもしれない」
ミジ:「だから何?私が変わる。何でもする」
ホス:「無理してほしくない。僕の気持ち、君は分かるだろ?」
ミジは思い出していた。
陸上を諦め、部屋に閉じこもっていた日々。
母に「人生は終わりじゃない」と励まされながらも、「棒に振った」と泣き返した自分。
そしてホスに「きっとよくなる」と言われながら、「分かるはずない」と突き放したこと。
ソウルに来たギョングはミジを心配する。

イ・ホスのやつ 一体 何様のつもりだ
ギョング:「俺と一緒に帰ろう。地元には家族も俺もいるが、1人になったら昔のように…そばに誰もいない」
ミジ:「もし過去に戻って、私を部屋から出すとしたら、何と言うべきか。私は自力で出たわけじゃない。つらいのは自分だけだと思い込んで、外で見守る人の気持ちを考えもしなかった。母さんはどんな気持ちで、ドアノブを壊したのか…皆の思いがあって、やっと出られたのに。また戻ったりしないわ。どんなに惨めで、つらくても、何でもやってみる。そうして、そばにいてあげられる人に、私もなりたい」
一方ミレは、スヨン先輩への伝言をテイに託し、”韓国金融管理公社”を去った。
祖母の食事量が減ったことでせん妄症状が現れ、オッキは施設へ。
オッキは、母が自分を守るために家を出ていたこと、戻らないよう嘘をつき通していたこと、そして強く生きられるようあえて厳しく接していたことを知り、誤解が解けた。
オッキ:「私は、母さんの人生を奪ったって、そう思って生きてきたから…」
祖母:「オッキ、すまない。母さんが悪かった…」
オッキ:「やめてってば。やめてって言ってるのに、なんで謝るのよ…」
”韓国大の耳鼻咽喉科”からの電話でホスの異変を知ったブノンは、鍵を壊して家に駆け込んだ。
ブノン:「なぜ黙ってたの?せめて私に話して」
ホス:「育ててくれただけで、もう十分です。僕に構わないで」
ブノン:「“用なし”ってこと?私の気持ちが分かる?」
ホス:「僕のせいで父さんが死んだ。仕方なく僕を引き取った。恨んでるんでしょ」
ブノン:「そうよ。あなたも父親も運転手も、母親も、自分自身も恨んだ。でもあなたが死のふちから“母さん”と呼んでくれた」
ホス:「それが足かせになったんだ」
ブノン:「違う。あなたが私を引き止めてくれた。あなたは私の生きる理由。手を離さないで」
実家に帰ったミレは、母に会社を辞めたことを話す。
ミレ:「私を信じてくれたのに、がっかりさせてばかりね」
オッキ:「昨夜、母さんの手を握って祈ってたら、あんたが入院してた頃を思い出した。
ただ生きてと祈った。治ってと願った。
今は──今のあんたで十分。願った通りよ。がっかりなんてしてない。好きなことをして」
ミレはセジンのもとを訪れる。
セジン:「ユ・ミレさんの選択は?」
ミレ:「お断りします」
セジン:「今後は何を?」
ミレ:「農場を譲ってください。後継者になります。アメリカが正解に見えても、なぜかこっちが正しい気がする。一度くらい、心が傾くほうを選びたい。たとえ間違いでも」
ミジはロサ食堂の看板をデザインしていた。
届いていた裁判所からの手紙。その担当弁護士の名に──「イ・ホス」とあるのを見つけ、胸が締めつけられる。
ロサ:「塩をかけられても扉を叩き続けた子が、黙って見送ったの?」
ミジ:「私も何年も部屋から出られなかった。今でもドアを閉めるのが怖い。そんな私に、ホスに何ができるの?」
ロサ:「何かしなきゃいけないの?そばにいるだけでいい。あなたの得意なことよ、“扉を叩くこと”。“私はここにいる”“待っている”と伝えなさい」
ホスの父が遺した言葉が、ブノンからホスに伝えられる。
『負けても、最後まで味方でいること。何百回でも、何千回でも、一緒に負けるのが愛だ』
ミジは扉を閉めて、過去の自分──あの部屋に閉じこもっていた自分に語りかけた。
ミジ:「やっと出るよ。外でみんな待ってる。扉の前で待ってるから、いつでも扉を開けるだけでいい」
そう唱えながら玄関を出ると、そこにはホスが立っていた。
ホス:「ミジ、ごめん。僕がバカだった…そばにいてくれ。ミジ、一緒にいてくれ」
ミレ:「そばにいなくても、いつも先輩と一緒でした。自分に優しくなってください。私に優しくしてくれたように」
そしてテイの姉も、自分の扉を開けることができた。
明日を約束することは、期待ではなく決意。
来た道は後悔であふれ、行く道は不安ばかりだが、
先の見えないこの道を、共に歩む決心。
惨めな結末が、待っていようとも。
最後まで前へ。
📎 第12話へ続く!
【みかおばさんのひとりごと🍀】皆んなそれぞれ何かを抱えていて、それぞれの扉を開ける回。ブノンやオッキのオンマたちにはほんま泣かされる😭
🏃♀️【忙しい人に!3分で振り返り!】
🩺 ホスの診断と苦悩
- ホスは「突発性難聴」と診断され、右耳の聴力も悪化。
- ミジの気遣いを前に、ホスは「別れよう」と告げる。
- 「無理してほしくない」と突き放すが、ミジは「何でもする」と受け止める。
🤍 ミジの葛藤と決意
- 過去に閉じこもっていた自分を思い出すミジ。
- 支えてくれた人たちの思いに気づき、「今度は自分が誰かを支える」と決意。
- ギョングの言葉も胸に、もう二度と引きこもらないと前を向く。
📉 ミレの選択と退職
- 不正の調査が入った会社を、ミレは辞める決意。
- 「農場の後継者になります」とセジンに伝え、新しい道へ進む。
- 実家で母オッキと和解。母の深い愛と祈りを知る。
👵 オッキの誤解が解ける
- 幼い頃の出来事、母との確執の真実を知る。
- 母は父からオッキを守るために家を出ていた。
- 「強く育ってほしかっただけ」と知り、長年のわだかまりが解ける。
🏠 ホスとブノンの対立と絆
- ブノンが閉じこもっていたホスの元へ駆けつける。
- お互いに「恨んでた」と本音をぶつけるが、
- 「あなたは私の生きる理由」と涙ながらに抱きしめるブノン。
🚪 扉を開く人々
- ロサの言葉に背中を押されたミジは、
かつての自分(閉じこもっていた自分)に語りかける。 - ホスの前で扉を開き、「一緒にいよう」と再び歩き出す。
- ミレもスヨン先輩に想いを伝え、テイの姉も新たな一歩を踏み出す。
🕊 ラストメッセージ
「明日を約束することは、期待ではなく決意」
たとえ不安や後悔があっても、誰かと歩むことを選び、
最後まで前へーー
12話のあらすじは、配信後にブログにまとめる予定です。お楽しみに📺✨
※当記事はNetflix配信ドラマ『未知のソウル』の内容をもとに、印象的なセリフや場面を引用し、まとめたものです。

~大事なことは韓国ドラマから~
韓国ドラマは、自分の“なんでもない人生”を、そっと肯定してくれます。次はどんな名言が飛び出すのか、どんな言葉で心を救ってくれるのか⸺。ここに書いたことに、少しでも共感してもらえたら嬉しいです☺️最後まで読んでいただきありがとうございました。では、またお会いしましょう〜👋
コメント