現在、みかおばさんの視聴中 韓国ドラマ♪ 『グッドボーイ』(prime video)

おつかれさま(あらすじと感想)ネタバレあり

韓国ドラマ
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みかおば
みかおば

3.7(金)〜Netflixにて配信中!『星ウワ』の涙も乾かぬうちに、またまた期待大のドラマが始まりましたー!。ボゴミンssi〜!!お久しぶりじゃないですか〜!!”世の中は不公平だ!”と思わざるをえないボゴムssiのお顔立ち。絶対性格もいいはず(勝手にw)。IUちゃんもお待ちしておりました〜!!生まれ変わったら、私はあなたのお顔になりたいと厚かましく考えておりますw。さぁ〜今回もどんな感動があるのか。今回も追加してアップしていきます。読みたいところをクリックしてください。よろしくお願いします♡

※途中、歌や映像が流れることがあります。ご注意ください🙏今回はみかおばが、”ぐっ😢”ときた言葉に黄色いマーカーを引きました!

どんなお話?

逆境にめげず立ち向かう聡明な少女オ・エスン(IU)と、誠実な愛情を示す堅実な少年ヤン・グァンシク(パク・ボゴム)の波乱と冒険に満ちた人生の旅路と世代を超えた絆を描く。

Netflix

出演する方々(随時追加あり)

俳優役名ひとりごと♡

IU
エスン(海女の娘、文学少女)『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』最高


パク・ボゴム
グァンシク(エスンの幼なじみ、鮮魚店の息子)『ボーイフレンド』はちょっとイケったボゴムくんに会える♡

ムン・ソリ
エスン(現在のエスン)『クイーンメーカー』!

パク・へジュン
グァンシク(現在のグァンシク)『夫婦の世界』

ヨム・ヘラン
グァンネ(エスンの母、海女)”カウンターズ”に入れて欲しいwもうこの人は化け物(いい意味で)

オ・ジョンセ
ビョンチョル(エスンの継父、グァンネの再婚相手、ヒモ男)こないだ会うたやん『星ウワ』w化け物2(いい意味で)

オム・ジウォン
ミノク(ビョンチョルの再婚相手)『シスターズ』!


チョン・ヘギュン
ハンム(エスンの叔父(亡父の弟)めちゃくちゃ見ます!


ナ・ムニ
チュノク(エスンの祖母)『ナビレラ』名ハルモニ〜

オ・ミンエ
ゲオク(グァンシクの母)この方もめちゃ見ます!

キム・ヨンリム
マクチョン(グァンシクの祖母、祈祷師)お初にお目に掛かります

チェ・テフン
プ・サンギル(漁船の船長、エスンの見合い相手)癖つよキャラ多い!

ピョン・ソユン
ヨンナン(サンギルの妻)かわい♡

チャン・へジン
ヨンナン(現在のヨンナン)この方も名バイプレイヤーめちゃ好き!

イ・ジュニョン
ヨンボム(クムミョンの恋人)お見かけしたことあるような・・・🤔

チャ・ミギョン
チュンス(済州島の海女)めちゃくちゃ見ます!

イ・スミ
ヤンイム(済州島の海女)めちゃくちゃ見ます!②

ペク・ジウォン
ギョンジャ(済州島の海女)面白い役いっぱいw

キム・ソンホ
チュンソプ(ブソンの恋人、画家)最高。チャチャチャ♡

チョン・イソ
ブソン(チュンソプの恋人)『Mine』面白かった!

イ・スギョン
ヒョンスク(サンギルの娘、ウンミョンの恋人)『ロースクール』!

イ・ジヒョン
チュンソプの母いいオンマ役多い〜

相関図①(エスンの周りの人たち)

1話のあらすじ

つかの間の春

母(グァンネ)と亡き父の間に生まれたエスン(IU)。エスンは詩が好きな文学少女。だが、家は貧しく、母は毎日アワビを取りに海へ。その海女たちが採った魚を、買い取る魚屋の息子グァンシク(パク・ボゴム)。グァンシクはいつもエスンのそばにいた。

母は新しい夫との子供もいるため、大学に行きたいエスンのためにと、叔父(父方)の家に預ける。しかし、叔父の家で意地悪をされていると知った母は、エスンを連れ戻す。

70歳になったエスンが海に向かって叫んだ言葉

海女になるくらいなら、牛に生まれたほうがマシよ。労力に見合わない稼ぎに、毎日むなしくなる。連れてきても飯炊きをさせることになっちまう。

再婚相手のビョンチョルに言った
エスン母グァンネの言葉

「魚をもらえなかったおかげで、母さんと暮らせる」

「そんなに好き?どうしてさ」

「母親だから」

「まったく」

「母親を好きなのは当然でしょ」

叔父の家から連れて帰ってきたときのエスンの会話
母の頭の中はアワビだけ
台風の日もアワビ採り
娘よりもアワビ
海に潜ったが最後
なかなか出てきやしない
アワビがないの?
息が苦しいの?
母と私
二人を困らせる憎きアワビ
売れば100ファン
そのお金で母を休ませたい
腰の悪い母
よくせきこむ母
100ファン稼いで母を休ませたい
エスンが学校で2等を受賞した、への詩「憎きアワビ」

憎い娘。私の悩みの種だ。困ったもんだよ。私の人生は、親の借金苦と亡き夫の看病の日々。そして新しい夫は、遊び人のヒモ亭主。皆が私の重荷になってる中で、この子だけは荷を下ろしてくれて、一緒に担いでくれる。だから憎いのさ。私を苦しめるから。

エスン母エスンに思ってること

貧しいのは母さんよ。あんたじゃない。胸を張れ。お前は豊かな人生を送りな

級長になれなかったことにエスンに言ったこと

私が死んだら…すぐに家を出て、叔父さんの家で暮らしなさい。家にいたら飯炊き女だ。必ずこの家を出な。約束して。叔父さんの手を握って嫁に行くんだ。父親代わりになってもらいな。心配で眠れないんだ。人間は結局は皆一人なんだ。親が死んだあとも子は生きていく。乗り越えるの。人生にはつらいことが多い。時には死にたくなるほど苦しいことも起きる。私の娘。言うことを聞いて。

死を間近にしたエスン母エスンに言ったこと

ねえ、どうしよう。困ったな。私の母さん、今朝死んだよね。だけど…なのに…もう会いたい。母さんに会いたい。母さん。母さんに会いたい。母さん。母さん。

エスンを亡くしたとき、グァンシクに言ったこと

今にわかる。この爪紅が消える頃には忘れられるはず。乗り越えるの。爪がのびるみたいに、日々が押し寄せるから。きっと忘れられる。

エスン母の言葉
Watch this moment from When Life Gives You Tangerines
In Jeju, a spirited girl and a steadfast boy's island story blossoms into a lifelong tale of setback...
<strong>みかおば</strong>
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2話のあらすじ

抜け目のない初恋

母が亡くなったあと、エスンビョンチョル(継父)に、大学に行かせてやるからと言われ、姉弟の世話をしながら、畑でキャベツを栽培して生活する。一緒に畑を耕すグァンシク。そこにも常にグァンシクがいた。しかし、継父は学費の約束どころか、再び再婚。叔父を頼るも、内地で働けと断られてしまう。そして二人がとった行動は・・・

「キスしたぞ」

「鼻の下よ」

「通じたか?」

「もっとマシな告白はできないわけ?」

「俺はエスンと暮らしたい」

「ちょっと…鼻の下のキスだけでそんな勝手に…」

「もう黙れ。話の内容なんか入ってこない。口しか目に入らないんだ。なのにお前は手を突っ込むし、口に何か塗るし」

「塗った」

「なぜ」

「準備」

「何て?」

「14歳の頃から準備してた…でも結婚はしない」

グァンシクエスン、菜の花畑で

「なぜ隠れるの」

「ミノク…」

衣装ケースに隠れているのを
エスンに見つかってしまった
ビョンチョル(継父)と再婚相手ミノク

女より牛に生まれたほうがマシ。母さんが言ってた。工場なんか行きません。誰の尻拭いもしない。嫌です。どれもやりません。いいように使われてたら、母さんが泣く。

叔父に言ったエスンの言葉

私の居場所はどこにもないの。歓迎してくれる人はもうグァンシクしかいない。だから…なぜこうなるの。島の男なんかに…

行くところがなくなったエスングァンシクに言ったこと

「後悔しない?船で済州島を出たら、もう後戻りできない。人生は巻き戻せないの。二人の人生を合わせたあとは、生きるも死ぬのも一緒。怖いなら今決めて。家に帰って」

「俺は19年の人生の中で今が…一番楽しい」

駆け落ちしようとするエスングァンシクの会話

なぜ私が、済州島で一番ダサいあんたに嫁ぐかわかる?鉄みたいに。頼もしいから。貧乏でも心は温まると思ったから。

駆け落ちしたときにグァンシクに言ったエスンの言葉
<strong>みかおば</strong>
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ソン・ヘギョさん綺麗すぎ
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3話のあらすじ

イエスタディ”彼らの春は…”

互いの家にある金目の物を持ち出し、釜山に駆け落ちしたエスングァンシクは、宿泊先の店主に親切にしてもらう。だが、この女店主が詐欺だった。盗まれた貴金属を取り返そうとするが、宿泊費を払えず、結局、警察に連れて行かれてしまう。捜索願を出していたグァンシクの母は、二人を島へ連れ戻す。

分からない?同じことをしても世の中は、男には寛大で女には厳しいの。後悔しても遅いのよ。

エスンだけが退学処分になったと知った)グァンシクエスン祖母が言ったこと

グァンシクの邪魔をしないで。夢も家族も捨てることになるの。グァンシクに寂しい思いをさせたい?何もかも奪わないで。彼の人生を生きさせてあげて。楽にしてあげて。お願い。

エスンに”あきらめさせよう”とするグァンシク母の言葉

もっと裕福で賢くて家族に縛られない男に嫁ぐ。あんたとは死んでも嫌。絶対に結婚するもんか。

グァンシク母から聞いて
エスングァンシクに言ったこと

そちらの過去について、いろいろ耳にしましたが、今日は広い心で来ました。そんな程度の過去は十分許せます。ソウルの男なので気にしません。再婚同士のほうがうまくいきますしね。初婚の女のほうがお高くとまるし、面倒くさい。


エスンに言った見合い相手サンギルの言葉

あんたと結婚したら貧乏決定よ。楽がしたい。私を嫌ってる家に嫁ぐのもまっぴら。私もお金持ちになって、楽に暮らしたい。ヤン家に嫁いでも、ののしられるだけ。でも、あの家は違う。グァンシクはずっと見てきたでしょ。私は…本当に惨めな人生だった。邪魔なの。グァンシクのことが。過去から解放してよ。私を楽にして。

グァンシクに”あきらめさせよう”とエスンが言ったこと

大学に行きたくて、嫁に来るんだろ?違うか?俺が結婚に求めてるのは、愛じゃなくて家族だ。家事と子守りをする女が要るだけさ。バカか。

サンギルエスンに言ったこと

グァンシクグァンシクヤン・グァンシク。行かないで。行かないで。なぜ、何もかも奪うの。なぜ私のものばかり。母さん。母さん。

グァンシクの乗った船を追いかけるエスン

船を引き返して。お願いです。引き返して。お願いです。


追いかけてきているエスンを見つけるグァンシク

抱き合っちゃって。織姫と彦星も顔負けだ。だからそもそも、天の神様もとめられなかったのよ。引き裂けないさ。

海を泳いで戻ってきたグァンシク
エスンを見る海女の人たち

グァンシクがこんなに笑顔だなんて。まったくそんなにかわいい?」

「かわいらしいし、憎らしいよ。母親に勉強を諦めさせた」

「大学なんかより大事よ。この世の全てを手にした気分だわ。ここが私のノスタルジアよね」

「あなたは?水泳を諦めて悲しい?」

「金メダルよりいいものを手に入れた。今はこの子が俺の夢だ」

赤ちゃんが生まれたエスングァンシク
<strong>みかおば</strong>
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4話のあらすじ

まぶしい夏

ヤン家に嫁いだエスングァンシク母祖母(祈祷師)に、男児を授かるようにと、寺で三千拝をさせられ、お祓いで小豆を投げられたりしながら、母グァンネの言っていた”飯炊き女”の毎日を過ごす。娘を祖父母に取られ、思うように育てられないエスンだったが、グァンシクはいつもエスンの味方だった。そんな窮屈な日々でも、エスンは、母なりに、幸せを手にしていた。

私たちはね、生きて陸に戻れることを祈りながら潜るの。絶対に海女になるなと、グァンネエスンに言ってた。孫娘が海女になったら、グァンネが泣くわ。

孫を海女にしたいグァンシクの祖母
怒る海女の人たち

尊敬するわ。ここに住んであんたのすごさが分かった。本当に愛情深い子なのね。だからもう少し辛抱しな。誠実に生きれば報われる。

ビョンチョルの再婚相手ミノクエスンへの言葉

「つらい?助けちゃダメ?」

「大事な跡取りを手玉に取った憎き女だと思われちゃう」

「黙ってろと?お前さえ望めばすぐに助ける」

「だったら…三輪車に乗せてあげて。クムミョン(娘)のために」

「三輪車?」

「将来、自転車にも乗れないと飯炊き女で終わる。クムミョンは何でもやらせたい。いろいろやらせて、何でも手に入れさせたいの。料理だってぶちまける側になってほしい」

「お前もぶちまけろ。後始末は俺がやるよ」

「泣けちゃう」

「ゴーサインをくれれば、俺はすぐに行動に出る。俺はお前の味方だ」

グァンシクエスンの会話

私の娘です。ヤン家の稼ぎ手なんかじゃありません。海女にはしない。嫌です。海女だった母は肺の病で死んだんです。母は”海女と飯炊き女にはなるな”と。なのに、私が飯炊き女になったせいで…娘には人に酷使される人生は歩ませません。

娘を海女にする礼拝をさせられそうになり
料理をぶちまけるエスンの言葉

エスンは俺の妻だ。ヤン家の嫁じゃない。もうエスンをここには住ませない。ヤン家から解放する。

グァンシク祖母に言ったこと

金を稼ぐために耐えてるのさ。港はあの家の漁船だらけだ。トドン里で漁をするには我慢するしかない。黙ってな。家長として頑張ってるんだから。

グァンシクサンギルの船で働いていることを
知ったエスンに海女チュンスが言ったこと

「それにしても旦那さん、あの痛みに耐えるなんて。私なら泣き叫んでた」

「船長が帰さなかったんですか?」

「何て?」

「引き返さなかった?夫は今も手が開かないんです。毎晩うなされてるし」

「それは安心して。暴力だけは振るうなと夫に言いました。もう殴らないそうです。なぜヤンさんだけ殴るのかしら。夫は気は短いけど、悪い人ではないです」

「奥様、かばってばかりじゃダメです。どんな目に遭おうと…私なら間違ってることは許しません」

サンギルの家に訪れたときのサンギルの妻エスンの会話

「本当は、船長がいるうちは誰も下船できない。そして船長の世話までが業務の一環だ。分かったか?嫌か?嫌ならハッキリ断れよ。そして自分の船に乗れ。どうした、また”黙ってて”と言えば?嫌ならそう言えって。言えない?船がないから?」

「ええ、嫌です。ウソはつけません」

「そんなに家が恋しいかよ。俺のイカだぞ。俺の許可なく持っていくな。自分の船は?船長が残ってるのに、なぜいつも帰る。そんなに女房が好き?どこがだ。何とか言えよ。好きで好きでたまらない?死ぬほど好き?」

「ええ。死ぬほど好きです」

サンギルとサンギルの船で漁をするグァンシク
”クソヤロー!”エスン爽快シーン!!
エスンの娘クムミョン
<strong>みかおば</strong>
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5話のあらすじ

真夏の夜の大漁船

サンギルを敵に回してしまい、船に乗れなくなったグァンシク。建設業に仕事を変えるも、生活は苦しいままだった。意を決してエスンは、叔父と祖母に援助してもらおうとするが、惨めでただ泣くしかできず、帰って行く。ところが、その後エスンのところへ来た祖母が、「グァンネに頼まれた」と、自分が今まで貯めていた通帳を渡す。そのお金で船を買い、エスンは三人目も生まれ、船は毎日大漁、順風満帆な日が訪れる。

本当は漁に出たいはずだ。複雑な心境だろう。気の毒に。

海女の人たちがグァンシクに思うこと

「1日働けば、その日の食う分は稼げるのに、その1日が…難しい」

「食べていけるわよ。私が稼げばいいんだもの」

「”キャベツ甘いですよ”も言えない文学少女が?」

グァンシクとニ人目を身籠っているエスン

子供が飢えてるのに”助けて”が言えない?まだ子供ね。

泣くだけのだけのエスンに言った祖母の言葉

「あなた…私は早く年を取りたい」

「なぜ」

「なぜかな。大人になれば母さんみたいに、たくましくなれると思ってた。借金取りが来ても平気な、ギョンジャおばさんみたいに。強くなれると思ってた。どんなことにも、ずぶとくなれると思ったのに。恥ずかしいの。頑張っても、プライドが邪魔する。私だけかな。皆、大人らしく割り切ってるのかな」

「みんな…大人のフリしてるだけだ。耐えながらね

「早く年を取りたい。母親も妻も。初めての経験だからつらいのかな。なぜこんなに…恥ずかしいんだろう」

祖母にお金を貸してと言えなかった
エスングァンシクの会話

そんなに面倒をかける子ではありません。他に頼れる当てがなく、困り果てて訪ねてきたら、助けてあげて。一度だけ。死んだ牛の霊みたいに辛抱強い子でも、もしかしたら”つらい”と言って訪ねてくるかも。その時は助けてあげて。一度だけでいい。お願いです。

遺影を撮りに来たグァンネ祖母に言ったこと

親の死もつらいけど、子供に先立たれた苦しみはもっと大きいわ。死んだ親は天に送れる。でも子供は…ここで生かすの。死を受け入れられず、心の中で生かす。だから受け取って。息子への罪滅ぼしなの。

息子(エスンの父)を亡くした祖母
通帳を渡し、エスンに言ったこと

父さん、エスンってこの世で一番面白い。

綱下ろしの儀式でグァンシクが言ったこと

サザエやカニでさえ自分の家を持っているのに、私だけ…家がなかった。母さんの家も、叔父さんの家も、ヨム家やヤン家のおうちも、私の家じゃなかった。でもこれは…本当に…うれしい。すごく。本当にうれしい。

エスン母が住んでいた家を
買ってあげたグァンシクエスンが言ったこと

エスンは金銀銅を手にしたね。私の嫁は果たせなかった。親をよく手伝う女の子が第一子。そして男の子を二人も産んだ。あなたの嫁は、私の嫁より上だ。そうだとも、はるかに上だ。

エスンに三人目が産まれて
ゲオクに嫌味を言うグァンシク祖母

副会長をやらせな。投票したら負けるよ。

初の女性副組合長を
エスンにしてもらおうとする海女の人たち

エスンさん、お金持ちっぽく見える。昔よりずっと。人の印象って、生き方で変わるのかも。

サンギルの妻が再会したエスンに言ったこと

「女が船に乗ると、龍王様が船を帰してくれない」

「ただの迷信だ」

「そんなこと言わないで。龍王様の機嫌を損ねる」

「俺にとっては、エスンと子供たちが神様だ。途中で台風が来ても、家族を信じて、帰ってきてみせる。わが家へ」

「鉄みたいに強い人だもんね」

「乗って。福の神だろ。書いて幸運をもたらしてくれ」

船に名前を書いてほしいと言う
グァンシクエスンの会話
エスンの娘クムミョン

私は龍王より自分を信じて生きてきた。クムミョンが乗ると縁起が悪い?いい加減なこと言わないでよ。私を怒らせたら、お供え料理なんか作らないよ。私の料理を食べておいて、船には乗るなと?本当に変なじいさんだわ。

クムミョンを船に乗せて、龍王様に言うエスン
ボゴムくんのええとこ全開。ソジュナ様も出てま〜す♡
<strong>みかおば</strong>
みかおば

6話のあらすじ

人は生きてゆける

台風の日、クムミョン(長女)が自転車で事故に遭ったと聞いて、エスンウンミョン長男ドンミョン(次男)を置いて家を出てしまう。幸い、クムミョンにケガはなかったが、隣の人に頼んだはずの二人が戻ってくるといない。そして、海女のチュンスたちに連れられて戻ってきたのは、ウンミョンだけだった。

どうか私たちをお助けください。私の孫を助けてください。どうかお願いです。龍王様。

目を離しちゃダメなの。子供とはぐれた親たちは皆、同じことを言う。”ほんの一瞬目を離しただけなのに”と。”ほんの一瞬だったのに”と。

グァンシク祖母

ドンミョン、ねえ、起きてドンミョンドンミョンドンミョン、私の息子。どうしたの、ドンミョン。医者は?医者を呼んで。あなた、救急車を呼んで。なぜ誰も呼んでくれないの。誰も呼んでくれない。

エスン

つらい時は母さんの潜る姿を思い出しな。陸で暮らす連中はすぐ”死にそう”とか言うけど、いくら苦しくても、海女は弱音を吐かない。溺れそうになっても、必死にもがく。死にたくないから。心を癒すには体力が要る。もしも死ぬほどつらいことが起きたら、寝てないで必死にもがきなさい。畑を耕したり、外へ金を稼ぎに行ったりしな。”絶対に死ぬもんか”って気持ちでね。そうやってもがけば、真っ暗な海の先に必ず空が見える。苦しみが消えていく。

母グァンネの言葉を思い出すエスン

僕がドンミョンを置いていったから死んだんだ。

私が自転車に乗ったのがいけないの。乗らなければ、ドンミョンは死ななかった。

ウンミョンクムミョン

私のせいなの。私が防波堤にドンミョンを立たせた。一歳のころからずっと防波堤に連れて行ったわ。そこで子供たちに言ったの。”父さんが来るよ”って。”たとえ台風が来ても…必ず帰ってくる”と。私が言ったの。ドンミョンは…私が死なせた。私のせいなの。

エスン

”擁壁を作りに行くんじゃなかった”

グァンシクが後悔していたこと

一人で潜る海女はいない。たとえ暗い海で死にそうになっても、仲間と群れていれば助かるんだ。離れていたら助からん。一人じゃ生きられない。一緒に歩けば、10里の道も1里になるよ。

お米を分けてくれた
グァンシクエスンの家主

それはエスンのだよ。身重のエスンのだ。

採ったアワビエスンにあげる海女の人たち

エスンは私が憎かったはずよ。娘時代を台なしにされたもの。1万ウォンぐらいはあげないと。

家賃を払ってあげたミノク
心配してくれる人のおかげで、どうにか生きていけた。菜の花だって群れて咲くものよ。一人だったらとっくに折れてた。人を一人生かすのには、村じゅうの支えが要るのだ。

生きていけるか不安だったけど、なんとか生きてこられたわ。生きてこられた。
エスン
<strong>みかおば</strong>
みかおば

7話のあらすじ

実りの秋

クムミョンは見事、ソウル大学に合格。エスン自身が果たせなかった夢を、娘が叶えてくれた。オリンピック開催前。役員たちが、「聖火が通る」と、海女たちの露店商を撤去しようと、島に入ってくる。それを、副会長のエスンは体を張って止めようとする。そして、次の選挙でも引き続き、組合長の座を狙うサンギルだったが、不動産屋の女と2人で会っているのが見つかり、エスンが、長年の夢をついに叶え、”済州初の女性組合長”になる。

一方、ソウル大に通うにも下宿代がかかり、成績優秀なものの、経済的な理由で日本への留学を諦めていたクムミョン。離れて暮らすクムミョンにも試練が待ち受けていた。

「ひきな。食いぶちを奪うほうが強引だろ。ひけ。ひけ。私をひきな!ひけ!」

「あの文学少女はどこへ?何年たったと思ってるのよ。プ・サンギル、民を敵に回すと怖いよ」

車の前に横たわるエスン海女の人たち
「何でもやる。漁村組合長もやるし、大統領も5回務める」
「将来の夢は?」
「夫人。大統領の」
幼い頃のエスンの夢とグァンシクの夢

俺は下心は1つもないぞ。金も名誉も持ってる。悩みは1つだけだ。トドン里の漁船組合員たちに、たくさん食わせてやることだ。オ・エスンなんかとは違い、俺はトドン里で生まれ育った人間だ。ご存じのとおり、あの家族は模範的ではない。18歳の時に家出をして、娘まで産んだ。子は親に似るんだ。バカも遺伝だってこと。学歴は高くても、しょせんはオ・エスンの子だ。ソウルへ行っても、恋愛ばかりして終わりさ。

サンギルが選挙に勝ちたいために
島の人たちに言ったこと

”バカも遺伝”なんて言われないのにって意味?俺のこと、恥じてるだろ。

ウンミョンが学校に呼び出された母に言ったこと

あんな卑怯者と同類になるのは嫌よ。私は公約で勝負する。

悪口を言いふらすサンギルエスンが言ったこと

知る権利、道徳性、違った?

浮気をバラすのかとサンギルに聞かれ
エスンが言い返した言葉

「ご家庭に波風を立てたようで申し訳ありません。でも、あの不動産屋の女は、私たちが別れさせました」

「興味ないです。美容室のギョンスク、不動産店のミスク、男を見る目のない女が、この島には多すぎる。だけど一番愚かなのは、パク・ヨンナンだわ」

エスンの祝賀会で、サンギル妻ヨンナンが言ったこと

「うれしい?」

「ええ。うれしい。ものすごくうれしいの」

「やっと”副”がなくなったな。オ組合長だ」

「だけどね、30年たって、やっと”副”が取れたのに、一番自慢したい人がいない。つらい幼少期なんか思い出したくもないけど、戻れと言われたら、戻ると思う。もう一度母さんと手をつなぎたいから

グァンシクエスンの会話
「今は副級長でも、2位でもいい。最終目標は漁村組合長なの。素潜りも最初は浅い海で慣らすしね。時間をかけて、必ず組合長になる。組合長が一番偉いもの。借金も必ず返してもらえる」
「母さんを組合長の母にしておくれ」
「お餅をたくさん作ってね」
「あの山ぐらいたくさん作るさ」
「祝うため?」
「そう盛大に祝って喜びたい。将来、祝うために今は餅をケチってるの」
エスンが幼いときの母グァンネとの会話

「おばさんたちがこれで養ってくれた。母親同然だから、私の自慢をして」

グァンネ、あんたの娘が組合長になったよ。10歳の子が喪服姿で座ってたよね。生きていけるだろうかと心配だったけど、こんなに立派になるとはね。グァンネがいたら、太鼓をたたいて大騒ぎだった」

「小さいのに、涙をこらえ生きてきた苦労が、ようやく報われた

エスンが組合長になったことを喜ぶ海女の人たち
OSTがいいんだ、これが🎶
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「田舎の秀才はひねくれるんだって。田舎ではトップでも、ソウルには上がいるんだもの。劣等感を覚えるはず。だから、許してやるのが品のある行為だって」

クムミョンが日本に留学するはずだったけど、辞退したからイェリムが行くのよね」

「彼女は同情されたの。私は自費で留学できるけど、貧乏人は無理だもの」

イェリム、彼女のお父さんは船長よ」

「ただの漁師でしょうが」

イェリムと友人の会話

裕福だけど頭が悪い生徒と、頭のいい苦学生。協力しましょう。いい札を回してあげますから、役を作ってもうけてください。娘に似た人を見つけるのに、2年かかった。ズバリ言います。先生、替え玉受験を。上位3大学の合格なら37坪。その下なら27坪。マンションを買ってあげる。

クムミョンが家庭教師をする生徒の母親

「お父さん、入学式で会いましたよね。クムミョンの友人、パク・ヨンボムです。あの日、僕が写真を何枚かお撮りして…クムミョンに会いに、飛行機とバスで来たんですね」

「誰が?”お父さん”?僕は君のお父さんじゃないぞ」

ヨンボムエスン父の会話

親のことを考えてたら、悩むまでもありません。マンションは魅力的だと思います。でもできません。”カンニングよりはビリがマシだ” ”小銭でも勝手に拾うなと” と教わりました。ズルなんかしたら、親が悲しみます。それに、替え玉受験で、合格者の枠が奪われるんです。真面目な受験生の枠を奪うのは嫌です。胸が痛みます。

クムミョンの答え

学生さん、待って。ちょっと、908号室から来た人? ”物を盗まれた”と。いいから素直に返しなさい。指輪は?ダイヤの指輪だよ。

クムミョンを追いかけてきたマンションの管理人

お母さん、お母さん、ジェニー、ドアを開けてよ。ちょっと私は泥棒なんかじゃないわ。

クムミョン
両親は毎日願った。世の中が娘に優しくしてくれることを。だが、親元を離れた世界は、ジャングルだった。
クムミョン
<strong>みかおば</strong>
みかおば

8話のあらすじ

変わるのは月の形 心は老いぬ

警察に連れて行かれたクムミョンだったが、思わぬ人の助けで帰ることができる。母エスンとの電話で、泣きつきたい気持ちだったが、そのことは言えずにいた。

クムミョンは大学に行ったことで、両親に金銭的に苦労をかけていること、だが留学の夢も諦めきれないという葛藤の中で、大学生活を送っていた。

ある日、エスンの父グァンシクは人命救助の褒賞旅行で内地へ行くことになり、ソウルにいるクムミョンに会いに行く。

会いにきた父に、留学したい気持ちをぶつけるクムミョン。そして、母エスンが歩んできた人生が、娘クムミョンの人生と繋がり始める・・・

判事?おじさんが泥棒と言えば泥棒?

警察にくってかかるクムミョン
何様?人を自由に処罰できるほどの権力者?
警察にくってかかるエスン(2話)

私が若いころ、母の遺産を守ってくれた子だ。似てるの。

クムミョンが家庭教師をしていた家の家政婦
悔しいから。他にも被害が出ると。助け合うほうがいい。
騙された宿泊先で会った女性(家政婦)に
エスンが言ったこと(2話)

親は知らない。子供が心に傷を負う瞬間を。知ったら子供を守る。だから神が隠す。無傷で育つ木などないし、子供の傷は親の痛みになると知っているから隠すのだ。

クムミョン

貧しい秀才?嫌な響きね。それって誰の特になるの?貧しい親?名門大に入った子?

留学の資格を得た。でも行かない。代わりにイェリムが行くのは本当に嫌だけど、私は諦めた。

本当は留学したい。バイトもせず、贅沢をして過ごしたいけど、もう諦める。何もかも私の身勝手だから。

羽ばたきたいのに、いつも邪魔される。罪悪感に。羽ばたこうとすると、罪悪感を覚えるの。夢を抱くのは申し訳ないこと?本当に腹が立つ。

クムミョンが会いにきたに言ったこと

父さんは娘にすごく会いたくて行ったの。だから父さんに会ったら…怒らず優しくしてあげて。20年も片想いしてるのよ。

エスンクムミョンに電話で言ったこと

「8回ともクムミョンに振られました」

「理由は?振られた理由。しつこく迫ったんだろ」

「実は…交際してた時に…その…”死んだ牛の霊でもついた?無口ね”と」

ヨンボムクムミョン父
「死んだ牛の霊でもついた?なぜ黙ってるの。石像といるほうがマシね」

若い頃のエスングァンシクに言ったこと(2話)

「泣かれると行けないよ」

「じゃあ行かないで」

「また交際開始?」

「とりあえずこのままでいい」

「何度別れてもいい。結婚は俺としよう」

「様子を見てから決める」

「話が違うだろ」

「簡単には判断できないわ。結婚は現実だもの」

ヨンボムクムミョン

母とは違うと思いたくても、結局は母と同じだったし、違いもあった。私も母のように、おとぎ話みたいな人生が送れるかな。

クムミョン

「応募しな」

「高校生の大会よ。原稿用紙があったから書いただけ」

「でも出してみな」

「出さないわ」

エスンの許可は得た?」「大人にも応募させてよ。人生を重ねたほうが、いい作品が書ける。子供なんかよりね」

高校生の文芸大会でエスンの書いた詩『秋風』を
勝手に応募する海女のおばさんたち

「お年寄りは子供を亡くしても平然としてる。”8人産んで2人死んだ”そんなことを平気な顔で言うわよね」

「彼らの方が鈍感で、野蛮だから平然としてるとでも?必死に耐えてるの」

イェリムクムミョンの会話から

母はあの年齢の子が見られなかった。父は心の中でドンミョンを重ねていた。

クムミョン

留学は成績だけじゃなく、環境や経済力も重要なの。人生は総合評価だと。

イェリムクムミョンに言ったこと
得票数なんかどうでもいい。社会に出るともっと大事なことがある。お前とマンギの間には…9票以上の差というか…
幼いエスンに先生が言ったこと(1話)

母は塀の隙間からでも太陽を探す、野花のようだった。光を見つけ出す人だった。

クムミョン

「親がいるのに、なぜ金を貸すなんて言う人がいるの」

「貧乏に見えるからよ。留学を諦めた時点で、皆がそう見てる」

「だから金額を言ってみてよ」

「言っても捻出できないでしょ」

エスンと娘クムミョン

母さんも”物心両面”のせいで、悔しい思いをしたはず。やっと気持ちが分かった。

エスン

他人には優しい言葉で接した。一語一句に気を配った。他人からの親切にはひどく感激した。なのに、ずっと支えてくれた身内には、すごく雑に接した。言葉も選ばず、怒りに任せて感情をぶつけた。優しい母が優しい娘を産み、互いを心配し合い、胸を痛めた。

クムミョン

普通の悲しみなら時間が解決するけど、悲しみが大きすぎると…向き合えない。口にできないの。悪いけど、母さんのことは思い出にすることができた。でも子供は、できない。

恋しい母グァンネと会話するエスン

恋しい母と、幼い日のエスン。そして胸に秘めた…ドンミョンがいる家を去った。

クムミョン

勉強か。私がどんなに望んでもできなかったわ。でも私の娘が、留学まで果たしてしまった。なんて痛快なの。最高だわ。子供たちが羽ばたくと、私が飛んでいるような気分になる

クムミョンを留学させるため、窓ガラスも付いていない
家に引っ越したエスングァンシクウンミョン

母の夢が私のもとへ。そして、とても重く、とても熱く…ようやく羽ばたきだした。

クムミョン
じっと胸を押さえ
静めようとしても
変わるのは月の形
心は老いぬ

トドン女子高校 オ・エスン 『秋風』

わが校から1位が出たのに、生徒が見つからない。校長にどう説明しろと?なんてことだ。

トドン女子高校の教頭先生
<strong>みかおば</strong>
みかおば
https://www.youtube.com/@yookonamizaki5184

相関図②(クムミョンの周りの人たち)

9話のあらすじ

風はビュービュー 心は泣き叫ぶ 

引越し先は狭く、エスンの大事な婚礼家具は玄関先に置くしかなかった。古く汚れ、剥がれた壁は、グァンシクが、花柄の壁紙を貼ってくれた。エスンは、将来の不安もあったが、今、笑えることが一番の幸せだった。

エスンは子供たちの学費のために、海女のチュンスたちと一緒に店をすることを諦める。店の名前は、”スンと3人のおばさんの刺身店”ではなく、”3人のおばさんの刺身店”で始めることになった。

エスングァンシクは反抗期の息子、ウンミョンに手を焼いていた。ある日、ウンミョンは彼女を家に入れていて、二人に見つかりそうになり、咄嗟に衣装ケースに隠してしまう。エスングァンシクは、中に男友達が隠れていると思って開けると、そこにいたのは女の子だった。そして、その女の子とは・・・

一方、ソウルで一人暮らしをするクムミョン。アルバイトを探していると、昔、衣装ケースにかくまってあげた、家主の娘の彼氏、チョンソプと偶然に再会。クムミョンは、劇場の看板の絵を描く画家チョンソプに仕事を紹介され、劇場で一緒に働くことになる。

そして、そこに兵役を終えたヨンボムが現れ、クムミョンヨンボムの交際が、再び始まる・・・

家はどうでもいい。嫁ぎ先でも借家でも幸せだった。あなたがいたから。

エスン

子供ってのは気楽な相手だろ。どなっても懐いてくれるしね。でも雑にするな。子供は意外と傷つきやすいんだから

「おばさん、私って未熟ね」

「私も未熟さ」

息子ウンミョンに怒るエスン
海女のチュンスが言ったこと

私たちは皆、未熟者だったけど…成長痛のように胸が痛むたび、皆少しずつ育った。

心が育つ瞬間がある。道端に戻った親を見て、決心した。

もう決して。彼らの夢を奪わないと。

クムミョン

静かにしろ。バレたら死ぬ。

ウンミョンヒョンスク(彼女)を衣装ケースに隠す

おびえた彼が、天敵に追われているモグラに見えて、とりあえず助けた。

クムミョンチュンソプを衣装ケースに隠す

出てこい。チョリョンチョリョン

衣装ケースに叫ぶ父グァンシク

出てこい。出てこいよ。引きずり出すぞ。パク・チュンソプ

衣装ケースに叫ぶクムミョン
下宿先の家主ブソンの父)

ミノクばあさんが言ってた。”道義上─” ”他に隠れる場所などなかった”と。

昔、エスンの家の衣装ケースに隠れていたミノク(2話)

愛は罪じゃない

ウンミョンが父グァンシクに言ったこと
”これは声なき叫び”
”あの海に振る 永遠なるノスタルジアのハンカチ”
”ああ 誰なのか”
若き頃のグァンシクエスンに詠んだ詩

「どこの学校?名前は?」

プ・ヒョンスク

「苗字がなの?」

エスンヒョンスク

サンギルエスンを少し好きだったと思う。

海女のおばさんたち

今にあなたも息子を奪われるわよ

エスンの義理の母ゲオク
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その…バイトを探してます?

チュンソプクムミョンの再会

「彼とはどういう知り合い?」

「顔見知りです」

「顔見知りが同棲相手になるよ」

アルバイトをする劇場でチュンソプのことを
聞かれて、おばさんが言ったこと

「クリスマスなのに」

「来ただろ」

「オーバーオールだ」

「痩せたね」

「かわいい」

ヨンボムとも再会

誰とも付き合いません。彼女は論外。

チュンソプ

「恋人がこんな町にいたら心配するのは当然だ」

「”こんな町”?皆、普通に暮らしてる」

ヨンボムクムミョン

「ギョーザを届けに来たんです。映写技師さんが”届けろ”と。いつもバツの悪い時に会っちゃいますね。どうしてかな」

「あきれた」

「バイトを紹介した?」

「その…何て言うか…」

「映画館に女を隠してたのね。お弁当まで作っちゃって」

「これは…黙ってないで、何とか言ってください」

「アホらしい。お似合いだわ。こういう低レベルな女が」

「お前は高校中退。彼女はソウル大だ。失礼だぞ」

エスンとチュンソプの彼女ブソンチョンソプ

秋風から春風へ

心の中でずっと音がしていた

クムミョン
<strong>みかおば</strong>
みかおば

10話のあらすじ

懐の嵐 親の愛

反抗期のウンミョンは相変わらず、母エスンを困らせる。今度は、タバコを売ってお金儲けをしていた。海女のチュンスたちは、娘の心配ばかりするエスンに、どうしてお金がいるのか、ウンミョンに理由を聞くよう注意する。

ソウルで一人暮らすクムミョンは、ヨンボムの誕生日に家に行くが、そこにはヨンボムの母が、手料理を作って待っていた。ヨンボムの母は、クムミョンのことが、気に入らなく冷たく接した。

クムミョンが働く劇場の前で、映画を観るのに並んでいる人たちに、看板の絵の感想を聞いてまわるチュンソプの母クムミョンは、そんな母に、劇場のチケットを渡す。

エスンは父の法事が近いせいか、何度も悪い夢を見ていた。心配して毎日、クムミョンに電話をするも、嫌がれてしまう。その日も、悪い夢を見て、エスンクムミョンの下宿先まで、様子を見に行く。すると、エスンが見た光景とは・・・

「俺がいないと食えないもんな。俺の金で食ってるんだろ。そうだろ?」

「暮らすわ。暮らす」

「クッソ」

「添い遂げて─末路を見届けてやるわ」

サンギルと妻ヨンナン

「逃げれば済む。捕まらなければいい」

「どこに遊びに行っても誰かいる。兄さんの友達までグルだ。こんな毎日で生きていけると思うか?」

「じゃあ二人で逃げよう」

「二人で家出?」

サンギルの娘ヒョンスクウンミョン

こんな子と…あなたは私のプライドよ。納得できない。

ヨンボム母

「選んで。”いい息子”か”いい夫”か、どっち?八方美人な男なんて要らない。結婚したいなら、まず選んで」

「どっちかを選べる男なんていないよ。どこに…」

「私の父さん。父さんは選んだ」

クムミョンヨンボム

私のことは、息子には言わないでください。内緒で来てるんです。毎朝弁当は持って出ていくのに、何を描いているのか教えてくれないの。息子は紛れもない画家ですよね。

チュンソプ母

「娘から電話は?」

「恋に夢中で、親のことは忘れてるさ」

「まったく。たまには先に電話してよ」

「親元を離れた子供は、大統領よりつながりにくい。世界一忙しい人になる」

「また嫌な夢を見た?」

エスン海女のおばさんたち

「私はクムミョンより、ウンミョンの将来が気になる。理由は聞いた?」

「理由なんてない。きっとただの反抗期よ」

「そうじゃなくて、お金が必要な理由のこと」

海女のおばさんたちとエスン

表面的には平気そうに見えても、心の中では傷を負うもんなんだ。平等に接してあげなさい。子供たちは全部覚えてるよ。

海女のチュンス
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”劇場映画は初めてだわ”と。母が映画好きだと知ってたのに、僕は気が利かない息子でした。

チュンソプ母に劇場のチケットを渡した
クムミョンチュンソプが言ったこと

「彼の生活が心配で泣いた?」

「何だかトトが、息子と重なった。チュンソプと」

『ニューシネマパラダイス』を
観た感想を話すチュンソプ母

うれしかったの。狭い店に一日中座ってる仕事で、楽しみといえば、絵看板を見ることだけ。でも、今日は本当に幸せでした。今日のことは、死ぬ時も思い出すはず。

チュンソプ母クムミョンに言ったこと

「応援してくれるなんて、僕をよく知らないのに」

「親に大事にされている。だから絵も自分勝手なんです。自己肯定感が高いってこと」

私も大事にされてます。なので、私が堂々としていることが、親孝行につながる。そう思って生きてます

「その…やたらと励ましちゃダメです」

「やたらじゃないです。悪人には見えない」

チュンソプクムミョンの会話

「認知症でも、長男の命日は覚えてるのね」

「母親の勘は鋭いんだ」

「あの時、母さんが言ってた。”後頭部にも目がないと、母親は務まらない”って」

エスンの父の法事での叔父叔母との会話

「もう親元を離れた子だ」

「まったく。親は子供が心配なの。大人になっても同じよ」

「夢が気になる?どんな夢なんだ?教えてくれ。どんな悪い夢?」

エスングァンシク

母はただの偶然により、大きなものを失ってきた。だから、心配し続けた。思いが強ければ、偶然も防げると信じて。

クムミョン

練炭ガスを吸い込んでしまったんです。いいえ、階段があって車は入れません。

エスン

人の親切を望めなかった時代。3大事件が起きた年。母は9時のニュースのあと、毎日電話した。心配が迷惑だった。だが、その心配が、また私を救った。何十回も救われた。のちに母の電話を取れなくなって初めて、あの深い親心が胸にしみた。親をハラハラさせ続けたのに、迷惑そうにしたことを、ひどく後悔した。

クムミョン
<strong>みかおば</strong>
みかおば

11話のあらすじ

愛するひとよ 私のそばに

”虫の知らせ”でソウルに来たエスン。練炭ガス中毒で意識を失っているクムミョンを見つけ、そこに居合わせたチュンソプに背負ってもらい、救急車に乗せることができた。病院にヨンボムも駆けつけ、母エスンは二人の状況を知る。

ウンミョンは、昔、母エスンサンギルヒョンスクの父)が、お見合いしたことを知る。が、付き合わないまま終わってしまった、ということにショックを受ける。そして、兵役へ行くことに。泣きながら、ヒョンスクの手紙を読むウンミョン

一方、チュンソプも兵役に行ってしまい、黙って行ってしまったことに、クムミョンはショックを受ける。

そして、クムミョンヨンボムは婚約する。両家は顔合わせや、衣装合わせに慌ただしい日が訪れる。幸せな時が来るはずだった。

「飛行機に乗り遅れたら、大変だったわ。胸騒ぎがしてソウルへ来たの」

「命の恩人ですね」

「いいえ。恩人は娘のほうです。私が着くまで生きてくれた、孝行娘なんですから。これ以上何かあったら─生きていけない」

母エスンチュンソプ

「俺はお前を選ぶよ」

「静かにして。周りに聞こえる」

「結婚しよう。早くしようよ」

「母さんが来てるの」

「勝手すぎやしないか?結婚しよう。指輪もあげた」

病院に駆けつけたヨンボム
意識を取り戻したクムミョン
俺と結婚しよう。指輪もある。

そっくりな男を選ぶなんて。

二人の会話を聞いて、昔を思い出す母エスン

「お前が心配なんだ。街灯が切れても、放置されてる町だし、部屋も寒すぎて、吐く息が白いんだろ?しかも、深夜のバイトで睡眠不足。下宿だから電話もしづらい。同級生たちを見てみろよ。他に誰がこんな苦労を…ニュースを見てみろ。人が簡単に死んでいってる。お前も事故や事件で─死んだりしたら…」

「死んでないわ」

「生き地獄だ。俺は生きていけない。そんな心配ばかりだ」

「大げさね。生きていけるわよ」

「逆の立場でも?」

「だから…どうにか生きていくという意味よ」

クムミョンヨンボムの会話

結婚は母さんとではなく、俺とするんだし。うちの家族は俺が説得するよ。俺がお前を守るから。

ヨンボム
ヤン家ではなく、俺に嫁ぐんです。俺が守ります。
グァンシクの言葉を思い出すエスン

「お前も気に入られる努力をしろ」

「私だって、お母さんのこと嫌い」

「本当は気が弱い人だ」

「気が弱い人があんな侮辱を?」

「侮辱?うちの娘が嫌われているの?なぜ?どうしてよ。クムミョンのどこが不満?私だって気に入らない。気に入らないわ」

二人が話すのを聞いて、会話に入っていく母エスン

「この2人が交際とはね」

「本当にサンギルの娘?笑っちゃう」

「何か問題でも?」

「孝行娘ね。父親の無念を晴らした。あんたたちの親も、昔そこに座ってた。ここが喫茶店だった時にね。サンギルエスンがお見合いしたの。ロミオとジュリエットね。不細工な」

ウンミョンヒョンスクを見て、
笑う海女のおばさんたち

「黙って行くなんてひどいな。あんまりだわ」

「それでもいつかは…」

「会えない。来世なら会えるかな。出会えただけでも貴重な縁だ。いちど切れたら、ご縁もそこで終わり」

「背負ってくれたのに。ソウルの人は情がない」

クムミョンと劇場のオーナーの会話

「”ひどい人生だ”そう思っていると本当にそうなる。自信のない人間は、他人にも安く見られる。自分のあわれむのはやめて。元気づけてあげてください。亀仙人みたいに丸まってちゃだめ」

「”ドラゴンボール”の?」

「もしも、あなたが私の弟だったら、私に背中をけられてますよ」

「ハハハ…」

「初めて笑った」

「そうですね。思わず…」

クムミョンさんは、クリスマスツリーみたい。どこにいても役目を果たすから。ツリーは地下の部屋でも、潰れた店の前でも、ちゃんと輝く。 キラキラと。…頑張って言いました。クムミョンさんを元気付けたくて」

「どこかへ行くんですか?」

チュンソプとの会話を思い出すクムミョン
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「家事を引退できるな」

「できないわ。汁物もよそえない嫁よ。まだまだ先は長そうね。家のことなんかとても任せられない。おこげ湯なら、よそえるわよね。普通、長女は上手なのに、クムミョンは違うんですね」

ヨンボム父、両家の初顔合わせで

やらなければよかった。 子供がまねをするから。大事な娘には見せるべき姿ではなかった。私を見ているようでつらかった。

ヨンボム父たちに具をたくさんよそい、自分だけ
具のない汁物をかき集めてよそうクムミョンを見て、
昔の自分を思い出すエスン

父が振り返った瞬間を、母は一生忘れなかった。”茶碗を持って振り返った、トドン里初の夫”。何度もそう言った。父は父の戦争をした。母を戦場で一人にしなかった。父の振り返りは革命だったのだ。

昔、グァンシクが、円卓を別にして食事をしている
エスンと『一緒に食べたい』と、行動したときのこと

「全部やってもらったから、何にもできないのね。そうでしょ」

「私のせいです。娘のことがあまりにも大事で─私が教えなかったんです」

ヨンボムの母クムミョンの母(エスン)

私も、すごく安全な温室で、大事に育てられました。ですから、私につらく当たらないで。両親が泣きます。

クムミョンヨンボム母

「俺だって腹が立ったさ。でも、娘は結婚を望んでいる。娘を悲しませたくなくて、我慢した。内心は怒り心頭さ」

クムミョンには何でもしてやるわ。親がついてるもの。両親がいる」

「あー何でもしてやれ」

エスングァンシク。帰りのタクシーで

「私は黙っていられない性格なんです。息子のために言わせてください。黙っていたら、一生、後悔しそうなので。お母さん、婚約破棄を。納得できないんです。子を持つ親ならわかるでしょ。息子は私の生きがいなんです。 私の傑作です。すみませんが、私はクムミョンが嫌いだし、情も湧きません。それでも嫁がせます?私たちが協力して、一度だけ強く、反対してみましょう」

「娘の何が気に入らないんですか?」

「いくら賢くても、結婚はレベルの合う家同士が、すべきですよね」

「娘を飢えさせたことはないし、やりたいことは何でも…」

「貧しくても、何不自由なく育てたと?分かってませんね。裕福に育ってきた子と、同じだと思います?ご理解を。言えてスッキリしました。胸を押していた重い石が、消えた気分です」

「お母さん。その石が、どこへ行くか分かります?息子さんの胸です。そこへ移るんです

ヨンボム母クムミョン母

「まさか、何か言われた?」

「幼稚園に入れた時でさえ、心配だったのに。嫁ぎ先で嫁が嫌われたら、耐えられない。だから絶対に忘れないで。母さんの気持ちを。子供がつらいと、親はその何倍も苦しいの

クムミョン母エスン

クムミョンならうまくやれる。心配ない。自分を大事にする子に育てた

父グァンシク

お母さん。上品だったことはないです。母にどう接したかも、想像がつきます。私が我慢してあげたのは、ヨンボムが─きっとお母さんを、恥ずかしく思うからです。私は両親を少しも恥じていません。この結婚の準備中─私の両親のほうが品がありました。やめます。できません。

こんな結婚をしたら、親が泣くわ。

クムミョン

「もう無理?どうしても?もう嫌い?」

「好きよ。嫌うわけない。あなたが大好きだけど、私のことも好き。自分が哀れで─もう無理」

「家と縁を切る」

「一体誰のために?私まで悲しくなる。私たちの結婚は─憎しみを生むだけよ」

「別れられない。俺には無理だ」

「できるわよ。言ったでしょ?人は生きていけると。この前、キツいこと言ってごめん」

「俺こそ、お前を傷つけ…」

「いいの。ありがとう。何もかもね。本当に感謝してる。20代の私を記憶に刻む人が、あなたでよかった」

ヨンボムクムミョン
https://www.youtube.com/@NetflixJP
<strong>みかおば</strong>
みかおば

12話のあらすじ

光きらめく冬

婚約破棄をしたクムミョンを、母エスンは心配していた。電話をしても、相変わらず素っ気ない。だが、突然、クムミョンは有給休暇をとって、家に帰ってくる。エスングァンシクも嬉しくて、たくさん手料理を食べさせた。傷ついたクムミョンだったが、両親に励まされ、立ち直ることができた。

祖母の誕生日の集まりに、エスンが行くと、誰のことも分からない、忘れてしまった祖母だったが、エスンのことだけは分かった。

しかし、その祖母も、亡くなってしまう。別れの多いことに、エスンは悲しむが、そんなところに、ウンミョンが兵役を終えて帰ってくる・・・

「”要らない”か”言いたくない”だけ。私には何でも言えばいいのに」

「もう大人だ」

「つらい時ぐらいは母親に、愚痴を言ってほしいわ」

「何だか寂しい?」

「昔は私だけには、何でも言ってくれたのに。今は私だけには内緒。裏切り者め」

エスングァンシク

「おなかすいた」

「ごはんあるわよ。すぐに炊くわ。しょうゆ煮をたくさん作ったわよ。父さんがうずらの卵の殻をむいた。大根キムチもあるわよ。古漬けが好きよね。 ウンミョンは浅漬けが好きで、両方用意しないといけないのよね」

私は知ってた。5分前までは沈黙が漂っていたことを。二人がどれほど寂しかったかを。子供が泣いたら、あめ玉を口へ。おたふくが治ったら、外食でとんかつ。傷ついた娘のために、彼らは1つのことに徹した。私を再び必死に育ててくれた。私が100グラムたりとも、消えないように

有給休暇で突然、家に帰ってきたクムミョン

「父さん、恥ずかしいよね。もう招待状を配っちゃってたのに」

「ちっとも恥ずかしくない。よくやった。破談にすると思ってたよ。何でもうまくやる娘だから」

「褒めすぎよ。気休めでしかない」

「言葉しか、かけられない。もっと賢くて裕福な、親のもとに生まれてたら、何でもしてもらえて、心も傷つかなかっただろう」

「来世では親にならないで。私の親になると、父さんが苦労するから」

「そんな…楽しいよ。つらいことはなかった一度も

「父さんは私に、たくさん与えてくれたわ。十分よ。父さんがいい。だから卑下しないで。父さんがいい」

日の出前に、と漁船に乗って海へ出るクムミョン

「町じゅうにはバレてないわ」

「配ってない?」

「私の娘なら、ぶち壊すと思った。そう育てたから」

「母さんも自分本位に、生きたいと思わなかった?なぜそんなに、真面目に生きたの」

「娘のためよ。あなたが、いつも無垢な目で見てるんだもの身勝手はできないそう思ったら、ズルはできなくなった。あなたは悪くない。相手がハズレだった。 大切な思い出として、胸にしまいなさい。時々、思い出したりしながらね。三輪車をこいでた時みたいに、笑顔を見せてよ」

腕のいい洋服直しの職人みたいに、両親はボロ切れだった私を、よみがえらせた。

母エスンクムミョン

「あんたの母親を、やりたがる人はいないよ。親孝行は望んでない。だけど愚かな息子を持って、喜ぶ母親もいないさ」

「俺がやる。遠慮なくバカ息子を使え」

「誰かにバカ息子と言われたの?」

「”犬のほうがマシ”と言ってたんだろ?」

「違うよ。あんた親孝行もしたわ。子を亡くした苦しみに耐えた。生きててくれたのが親孝行さ

グァンシク母グァンシク

分かるわ。ハンギュの娘。ハンギュの娘よ。あなた、元気だった?どうしたの?苦しい?生活が苦しいの?つらいんでしょ?

私には分かる。何もかもね。私も名前を大声で叫びながら、泣き叫んでみたい。だけど、ずっと我慢して生きてたから、もうハンギュの名前を呼ぶ気になれないの。息子に申し訳ないわ。分かってる。あなたの気持ち。全部分かってるわ。

祖母エスンの会話

あとはあの世へ行って、ハンギュに怒られるだけね。息子に怒られることしか、残ってない。

「あなたへの、借りは返せた?」
「十分です。ご苦労さま」
「ああ、疲れたわ。息切れしそうだった」
どう?人生は楽しかったですか?苦しかった?
楽しかったわ。子供たち皆と─最高に楽しくべた
エスンの母グァンネとの会話を思い出す祖母
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なんてことなの。季節が変わるたびに別れが来る。出会いはないのに、別ればかり続いてる。父さん、母さん、おばあさん、お義父さん、チュンスおばさん。おばあちゃん。そして…

私たちは一緒に逝こう。

エスングァンシク

「本当にご苦労さま。ウンミョン、うれしいわ。ありがとう。立ってないで入りなさい。それにたくさん料理を作ったの。それにしても荷物が多いわね」

「こんにちは」

「…ヒョンスクか。久しぶりだな」

「あなたたち、まだ続いてたのね。どうしたの。何か用でも?」

「二人とも、ジジババだぞ。”一発ちゃん”だ」

ウンミョンが兵役から帰ってきたが・・・
<strong>みかおば</strong>
みかおば

13話のあらすじ

一途な思い

居候する息子ウンミョンヒョンスクの間に、赤ちゃんが生まれ、一歳の誕生日を迎えようとしていた。娘と孫を心配し、隠れて様子を見にくるヒョンスクの母、ヨンナン。相変わらず、ウンミョンの仕事は落ち着かず、今度は友人チョリョンと、質屋を始めると言う。

アジア通貨危機により世間は、大企業でも大量解雇。そのあおりを、クムミョンも受けてしまう。そんな中、クムミョンは、チュンソプと再会。交際が始まる。

グァンシクに会わそうと、”本物のブリ”を釣りに船に乗るが、チュンソプは船酔いをしてしまう。厳しく接する父グァンシクだったが、チュンソプクムミョンを思いやる姿に、結婚を賛成する。

父さんみたいに生きろと?父さん、バケツを水で満たすには、穴を塞ぐより水の勢いを、増やす努力をすべきだ。

親が信じてやる分だけ子は育つんだ。俺を疑ってばかりだったから、育たなかったんだろうが。

ウンミョングァンシクエスンに言ったこと

私は昔から、エスンさんが羨ましかった。なぜ彼女は、愛妻家と結婚できて、私はハズレ男と結婚したのかなって。

サンギルの妻ヨンナンエスンに言ったこと

「孫と娘に会いたければ⸺いつでも来てください。会わせます。子供の伴侶を産んでくれた恩人ですしね」

ヒョンスクに本当によく似てる」

「まったく。親は子供に勝てないものね

ヨンナンエスン

会えた?会えてない?ゴールを決めろよ。隣の座席に センタリングしてやったろ?

劇場のオーナーチュンソプ

「これは夢?」

「はい」

「映画館から走って追いかけてきました。死んでも逃しちゃいけない気がして」

バスに乗ってるクムミョンを追いかけてきたチュンソプ
”トト”泣きます。大好きな映画
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「刺身が好きなの? よく食べるわよね」

「好物だ」

「じゃあ食べに行く?本物のブリを」

クムミョンチュンソプ

「にらまないで。彼が緊張しちゃう」

「にらんでない」

「優しい目で見てあげてよ。父さんは最初から、船酔いしなかったの?」

クムミョンと父グァンシク

「無口、船酔い体質、下戸。こんな男に娘をやれるか」

”3人のおばさんの刺身店”で父グァンシクが言ったこと

「“義兄さん”と呼べ」

「結婚を認めたの?」

「エビだって一人で食わず、少しはむいてやれ」

グァンシクウンミョン

「ねえ少し不愛想よ」

「俺だって頑張りたいけど、もともとこういう性格だから…」

「なるほど。もともとね」

「分からないんだ。慣れてなくて」

「じゃあ私はもともと能天気だから、“お母さん”って、声を張ってるとでも?はっきり言うけど、私はもともと父さんの娘なの。父さんが反対する人はアウト。結婚しない」

クムミョンチュンソプ

「見たでしょ?クムミョンを愛してるの。お母さんもクムミョンを望んでる」

『実家の柿の木から、いい実を選び、皆様のために心を込めて干しました。かわいいクムミョンを思い浮かべながら。私はクムミョンのことが大好きです。〝チュンソプの母より〞』

母はそのひと言が欲しかったのかも

エスンクムミョン

一度でもクムミョンに、勝てたことがある?諦めてあげて。片思いの人を。

エスングァンシク

「笑顔は控えて。父さんが怒る」

「今日は“んー”って、泣かないでよね。私の親では、なくなるわけじゃないでしょ」

エスンクムミョン、結婚式に向かう車の中で

場違いか。

きれいすぎる。

お前のドレス姿を 必ず見てやる

約束は守った。

遠くからウェディングドレス姿の
クムミョンを見るヨンボム

「結婚式で泣く人って大嫌い。父さん、絶対に泣かないでね」

「こうしよう、私と目を合わせないで」

クムミョン、忘れるな。違うと思ったら、バックして戻ってこい。チュンソプが困らせたら、バックしてこい」

クムミョンと父グァンシク

きっとグァンネが、満面の笑みを 浮かべてるはず。

海女のおばさんヤンイムギョンジャ

父が亡くなる前日に初めて、“父さん ごめんね”、何度もそう謝った。すると父は言った、 “お前が生まれた日から もう天国で暮らしてた”と。

ちゃんと分かってるか?
俺はお前に
俺の天国をやる

そうやって父は、片思いの人を奪われた。

クムミョン
<strong>みかおば</strong>
みかおば

14話のあらすじ

飛び立て 羽を広げて

ウンミョンが警察に捕まってしまい、グァンシクは示談金のために、20年乗った、そして子供との思い出が詰まった船”クムウンドン号”を売ってしまう。

エスンは海で捕ったイカをさばいて生計をたて、文学少女はまたもや、進化を遂げる。そのとき、イカをさばいてあげた娘が、のちにエスンの人生を大きく変えることになる。

”警察に捕まった”と前科者にさせられてしまうウンミョンは、仕事に就けず、餅売りをするが、そこでも父の偉大さを知る。しかし、船を取り戻すには程遠く、ウンミョンは置き手紙と貯めたお金を残し、遠洋漁船に乗ってしまう。

「海はダメ」と、ドンミョンを亡くした時が鮮明に甦り、取り乱すエスン。そこにサンギルが、倍額の費用を出すと船長に交渉し、船を引き戻させ、ウンミョンは無事に帰ってくる。

クムミョンは事業のアイデアを考える日々。ウンミョンは氷屋で雇ってもらい、エスンクムミョンからもらった手帳を出し、再び、詩を書き始める。そして、グァンシクは・・・

どん底だけれども、どん底がゆえに、新しいことを始めようと、それぞれが歩き出していた。

「友達に全部、なすりつけて逃げるなんて」

「楽して、もうけようとしたのは誰だ。身の丈に合った生活をしろ。一発勝負なんかするな」

「俺は嫌なんだよ。“身の丈”ってやつが嫌なんだ」

「父さんが俺に何をしてくれた?差別ばかりしたよな。一度でも俺をほめた?姉さんには、“お前ならうまくやれる”って言ってたくせに。だから姉さんに勝ちたくて、金に執着してた。俺にも目を向けてほしかったんだ。えこひいきよりは、いっそ愛されないほうが、ずっとマシだ。心の傷になる

警察で、ウンミョン
グァンシクと母エスンに言ったこと

「ねえ、父さん」

「追い出せ」

「頼むから、お金をちょうだい。ウンミョンは何もしてないわ。娘より金が上?」

「逆らってばかりの娘なんか、要らないさ」

「たかが7000万ウォンなのに。親に対する尊敬心や、感謝の気持ちなどは、100億ウォンでも買えない。傷ついた子供の心は⸺お金じゃ癒やせない」

「俺だって、ちゃんと考えてるんだ。お前よりずっとな」

「あなたが愛してやまない船は、完成後すぐに値が付くわよね。でも人の値段は、死んだあとに付くの。あなたの人生は、いくらになるかしら。不安な日々を送るがいいわ」

娘にお金を貸さないサンギルに妻ヨンナンが言ったこと

「どうやって金を作った。家か?船か?売ったろ。」

「泣かないで。父さんが悲しむ。父さんが泣くわ」

「なぜ船を売った。俺なんかのために」

「あなたが一番だから売ったの」

「本当に嫌になる。やめてくれよ」

「父さんを恨むのはやめて。父さんは毎日、5食も食べてた。仕事がキツすぎるからよ。全ては家族のためでしょ。そんな父さんを、恨むのはやめて。父さんの人生を、否定しないであげて

「父さんは失業?母さんだって売る魚がない」

親の心配はいいの母さんは、何でもやるわ

ウンミョンと母エスン

生きるのって、つらすぎる。願いを1つもかなえてやれず、苦労ばかりかけてる。まるで結婚詐欺だ」

「“ノスタルジア”だけ?大学進学は?
詩人にもなりたいし、嫁ぎ先も内地がいい」
「全部は無理だ。でも何か1つは、かなえてやる」

体は老いていく一方なのに心は若いままって、悔しいわね

グァンシクエスン

「卓球は控えて」

「俺の勝手だ」

「寂しいから?」

「寂しくないさ。家長は俺なんだ」

「威張ってばかりじゃダメです」

「皆、俺を避ける」

「なでてあげて。こんなにも 親に似て…」

「母親似だ」

「とにかく。孫にもこっそり、会わせてあげます」

「あんた、何が目的だ」

「“あんた”?“お前”だったのに」

サンギルグァンシク
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ウンミョンが何してるか、知ってます?最近、餅売りが来ないのは、ウンミョンだからです。“刑務所帰りの泥棒野郎”と、ののしってどこも雇ってくれないんです。彼にあの仕事は無理です。長続きしません」

ヒョンスクが義父グァンシクに言ったこと

〝しばらく帰りません バカ息子より〞

「父さんお願い。ウンミョンを捜して。捜してくれなかったら、死んでやる」

ヒョンスクが父サンギルに言ったこと

「船に乗るのを、ミスクが見たって」

「遠洋漁船だろ」

「海はダメ。絶対にダメ。ウンミョンを連れ戻して。お願い」

エスングァンシク

プ・サンギルだ。倍額だ。倍額を支払う。クッソ。早く引き返せ。

サンギルが遠洋漁船の船長に

「キツくて皆、逃げ出すんだ。耐えられるもんか。そんな仕事をやるな」

「父さんは、なぜやったんだ」

「母さんが悲しむ」

「そんなキツい仕事を、父さんはやったろ?船を買い戻したくて…餅を買った客が、何て言うか知ってるか?客が皆、俺に言うんだ “父さんに親孝行しろ”って。⸺お義父さんとグルだろ。二人で婦人会や卓球場へ行き、餅代を前払いしたな」

「近所にこの金を配って、餅を買ってもらえと?」
「顔が広いんでしょう?あなたの家族でもあるんだし、助けないと」
「俺はお前が嫌いだった。“ヤン・グァンシクは、結婚で当たりくじを引いた” “幸せなのは賢い女房のおかげだ”と思ったら、何だか腹が立った。俺が結婚するはずだったし。でも女房の差ではなかった。お前が違う。俺とは違った
グァンシクウンミョン
https://www.instagram.com/reel/DHxpnF4yXqH/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

“ゴロツキ” “ほら吹き” “とんだ泥棒男” そんなお前を、なぜ雇ったと思う。少し変な例えだけど⸺お前が“名馬の子”だからだ。名馬には高い値が付く。でもその子供は、もっと高く見積もられる。動物にも人間にも、レベルがあるのさ。

真面目な人を、見下す風潮もあるが⸺お前の父さんの誠実さは、バカにしちゃいかん

ウンミョンが、雇ってもらった氷屋の社長に言われたこと

「今年からは、わが家の運気が上がりそう」

「どうして」

「今がどん底だから。全員失業だなんて、すごくない?」

「うれしい?笑う問題か?」

「猫もジャンプの前の体が、一番小さいし、うちもこれから、走りだす気がする」

エスングァンシク

「何でも目でやる時代が、来るかもね。食事も勉強も運動も全部、目でやる時代が」

「ビジネスのアイデアが浮かんだ?」

クムミョンチュンソプ

詩人が夢だったくせに、なぜ書かないの。書いてみたら?私があなただったら、詩を書いて、幸せな人生を自慢するわ。

義母ゲオクエスンに言ったこと

家族全員に楽をさせてやれるぞ。娘も事業を始めたろ?親に資産があれば心強い。頼りになるはずだ。

グァンシクが不動産会社に言われたこと
<strong>みかおば</strong>
みかおば

15話のあらすじ

いつだって春

クムミョンは会社を辞め、ワンルームに引っ越し、事業を始めると言う。ウンミョンも仕事で、凍傷になる。エスン自身は、更年期に入り、心配やイライラすることも多くなる。そんな中、父グァンシクが、人生初の暴挙に出る。

店を始めようと、不動産を購入。ところが、その不動産の社長が逃げてしまう。息子ウンミョンに怒られるグァンシク。借金はクムミョンが工面し、家族はぶつかり合う。そして、クムミョンには赤ちゃんが。

二人は誠実さ不屈の精神で、店を始めることを決意する。ある日、その店に女優が宣伝に現れる。命の恩人、グァンシクにお礼がしたいと。

エスンは義母ゲオクと、グァンシクサンギルとのわだかまりも少しずつ消え、二人の店を、ゲオク海女のおばさんたち、ウンミョン夫婦、そしてサンギル一緒に、店は繁盛していく。

「会社を辞めた。私、事業を始める。全財産で」

「子供は産まない気?」

「私は子供を、裕福な家庭で育てたいの。好きな服も靴も買って、習い事もさせたい。それができないなら、産まないわ」

クムミョンと母エスン

指をどうしたのよ。凍傷で指を失った人の話を、母さんが何度もしたわ。

エスンウンミョン

二人とも出ていって。親の忠告を無視するなら 出ていきなさい。

本当に⸺きりがないわ。

エスン

「正気かい?不動産購入だなんて。どう考えても怪しいよ」

「むちゃしたっていいでしょ。一生に一度くらい」

海女のおばさんたちエスン

「妻しか見えない男でも、私には大事な息子よ。息子の苦しむ姿は、私には雷の衝撃だ」

「すみません。苦労ばかりさせて。大事な息子に」

「謝るなんて。昔のこと覚えてる?あなたをひっぱたいたこと」

「帳消しです。ドンミョンを死なせた時、私を責めませんでしたよね

義母ゲオクと嫁エスン

「好きだったことは、全然なかった?」

「好きだったら、心を病んでたわ。お金をくれと懇願する娘を、追い返すあなたを見た時、愛想が尽きた」

「クッソ」

「残りの人生、私も自由に生きさせてよ」

「クソッ」

「今に見てなさい。どっちの男がクソか、分かるから」(エスン)

俺がクソだった。

ヨンナンサンギル

「なぜ許してくれた」

「だって、店を買いたいと言った時の顔が、30年ぶりに見た表情だったから」

「怖いなら今決めて、家に帰って」
「俺は19年の人生の中で今が、一番楽しい」

「このままだと、本当に貧乏決定だから。

あんたと結婚したら 貧乏決定よ

「子供にまで金運のなさを、引き継がせてしまった。金がないと、何もできない。金が全てじゃないなんて、ウソだ」

「私は30年前に戻っても、またあなたと駆け落ちする。信じられる?私たちの店よ」

グァンシクエスン

「不動産店のハン社長が逃げた。なぜ一度に大金を投じた。少しは子供にも相談しろ」

「父さんのお金よ。どう使おうが、父さんの勝手でしょ。金をせがんでくる子供たちに、何かしてやりたくて買ったの。質店を始める時、親に相談した?よく言えるわね。家族に尽くしてきた父さんを、侮辱しないで

息子ウンミョンと母エスン

「お金なんか頼んでないのに。どう工面した?」

「借金のために、頭を下げて回った」

金が要るって言えよ
ただ泣きに来たのか?(エスンの叔父)

「そんなことまで、する必要なかったのに」

「やるしかない。私が家族の⸺“支え”だから。学生時代から最低でも、10万ウォン仕送りしてる。自分で使いたいと、思う時もあった。なぜ送ったか。感謝されたかったわけじゃない。楽になるためよ。送らないと⸺心地が悪かった。そんな家族なの。私に罪悪感を抱かせ続けた」

「父さんに聞こえる」

「なぜ無理して留学させたの。なぜ何でもしてくれたの。生活もままならない中、私だけを見て身を削る親が、どれほど重いか分かる?“誇り”とか言わないで。“支え”だの長女だの、もううんざり」

ヤン・クムミョン

ヤン・クムミョン” それだけなのに、すごく悲しかった。“クズ”と言われたようだった。

エスンと娘クムミョン。怒ったグァンシク

「なんて偉そうなの。ひどい娘。親が更年期だって、分かってもくれない。なんてキツい娘」

「キツくない。今頃は⸺クムミョンも泣いてる」

「ああ、イライラする。全部ホルモンのせいだわ。

”私もホルモンのせいなの ごめん〞

…まさか…そんな…こんな事情だったなんて。身重で借金して回るなんて、私と同じだわ」

エスングァンシク

もしもし、お義母さん。難産で母子共に…よくないと。悪いんですが、来てくれませんか。クムミョンが、お義母さんを呼んでるんです。

チュンソプ

「ご覧に」

「娘が先だ」

「あなたの娘より先なの」

「私も親の大事な娘よ」

「もう子供服を?」

「全部、高級品よ。父さんが、一番高いのを買った。

なりたいんだって、裕福な祖父に」

「あれは口が滑っただけなの。もう忘れてよ」

子供が無事に産まれたクムミョンチュンソプ
エスンと父グァンシク

チョリョン…

パク・チョリョンが、警察に捕まった。

サンギル

『済州と言えばこれ。思い出のイカスープです。私を救ってくれた料理』

私も人生に未練はないから、海に身を投げたんだけど、彼が救ってくれたの。救急車が来て大騒ぎの中、上着を脱いで、顔を隠してくれた。初めてよ。見たがる人は大勢いたけど、隠してくれた人は初めて。

女優チョン・ミイン

「俺が言ったろ?恩返しをしたがってたと」

「もう何度も聞いた。そんなに自慢?」

「だって芸能人を救ったんだぞ。ウソみたいだ」

グァンシクエスン

「一応は父親の役目も、果たしてた。チョリョンよ。父さんが捕まえた」

俺だって ちゃんと考えてるんだ
お前よりずっとな

「バカみたい。どうして何でも、秘密にするのよ」

「母さんのダンスのこと?

私がクラブ通いしてた時…朝帰りするたびに、起きて待ってたのを見た。私が帰るとテレビを消して、急に寝たフリをしてた

父さんって、弱い人なのかも、弱い人ほど大声を出すわよね。家族が離れていくのが怖くて、ビビッてたんだと思う」

「何なのよ、クッソ。どこまでも世話の焼ける人ね」

サンギルの娘ヒョンスクと母ヨンナン
<strong>みかおば</strong>
みかおば

16話(最終回)のあらすじ

おつかれさまでした

海鮮専門店が繁盛し、エスンはこの上なく幸せを感じていた。

クムミョンも仕事と育児で忙しい日々。娘がイヤイヤ期に入り、子育ての大変さがわかるようになる。

そして、グァンシクは夢だったギターを習い始める。

クムミョンは、ソウルの病院で、父と母に健康診断をさせる。すると、父グァンシクの体は、多発性骨髄腫という血液の癌におかされていた。

エスンは詩を書き続けた。グァンシクとの思い出を。そして、その詩がある人の目に留まる・・・

「楽しそうだな。もう更年期は終わり?」

「何だかすごく楽しいの。お金のせいかな。朝から晩まで忙しいのに⸺お金が どんどんたまるから、つらくないの」

「うれしい?」

「うれしいわ。ものすごくね。神様から一気に、ご褒美をもらった気分だわ。こんな暮らしだったら 永遠に生きていたい」

グァンシクエスン

「“4歳の壁”ってキツすぎる。私がごはんを食べさせたのが、そんなに不満?」

「いくら孫でも、私の娘を困らせる人は、憎らしい。セボムが一番、威張り散らしてる相手が、おばあちゃんには一番、大事な人なの。ほどほどにしてあげて。おばあちゃんの娘を守ってあげてね」

クムミョンとばあばエスン

やりたいことをしながら生きなさい。自分を犠牲にし過ぎちゃダメ。不満そうに子育てをすると、すぐに伝わるわよ。子供って勘が鋭いの。今、セボムにとっては、母親が全てなのよ。でもね、長くは続かない。そのうち親は⸺子供の人生で、一番ないがしろにされる。だから好きなことをやって。

自分で選んだ人生よ。“天涯孤独”も。“飯炊き女”も“高校中退”もね。中でも一番の自慢は “3人の子の母親”の称号よ。母さんなりに楽しく生きたわ哀れむのはやめて

エスン

私は行きません。私は、擁壁(ようへき)を作りに行きません。

俺が行っちゃいけないんだ。

ドンミョン

絶対に…

ドンミョン

ドン… ドンミョン

ドンミョン

グァンシクが病院の検査室で眠っていて、言ったこと

「ずいぶん違うな。親の墓参りには、家族が大勢来るのに。子供の墓には…」

「まるで天使だった。天国で会えるわね。会える日も、だんだん近づいている」

「俺は嫌だ。ドンミョンに来てほしくない。俺は、むしろ家族のことを忘れてほしい俺が息子を、恋しがるのと同じで、ドンミョンも…家族を覚えてたら、つらいはずだ

グァンシクエスン

今日の詩の題名は?

「かわいい叔父さん」。“ドンミョン叔父さんよ”って、孫たちに言うの。ドンミョンが、寂しがらずに済む。それに、悪い母親の罪滅ぼしにもなる。

何を言う。お前は悪い母親じゃない。子が天使なら親も天使だ。ドンミョンは天使なんだろ?寝る時、お前の背中をトントンするけど、羽が飛びだすから、押し込むのに苦労してる。

グァンシクエスン

「見ろ。花がきれいだ。きっと、詩も浮かぶぞ。書いてるか?俺も早く見たい」

「あなたが倒れたら大変」

「俺の足だけでなく花も見ろ。花も見よう。一緒に。そんなに強く握るな。誰にもさらわれないさ」

「あなたがいないと、私は独りになっちゃうの」

「子供たちがいる」

「いないわ。独立したもの」

エスンのせいで、心配が絶えない。子供のころも、お前の分だけ魚がなかったことを思うと、腹が立って眠れなかった。その時からずっと、エスンが心配だった」

「じゃあ病気に打ち勝って。私が独りだと子供が心配する。独りにしないで」

「ああ、置いて逝けない。エスンが心配だからな」

グァンシクエスン

父さんは常に私の味方だと思う?私たちがケンカしたら、父さんは100%、母さんの味方。私より母さんが優先なの。母さんを困らせたら、父さんがただじゃ置かない。

クムミョン

「結婚する時、内地、大学、詩人のうち、1つはかなえると約束した。無理かと思ったが、詩は書いてるようだ。父さんもすごくうれしい。母さんは文芸大会で、1位を取った人だからな。高校でも1位だった。そんなに優秀なのに。本当にもったいない。母さんを頼んだぞ」

「だから泊まらせたのね」

「妻を娘に任せて逝くのを、申し訳なく思ってる」

「嫌よ。私はまだ大人じゃない。“逝く”なんて言わないで。嫌よ。もっと育てて。旅立とうとしないで」

「小さな漁船が、釣り上げたクジラ。それが、お前だ。九九も一番早く覚え、ソウル大にも入った。幸せだったけど、申し訳なかった。いつもな。でも妻への申し訳なさのほうが、もっと大きくて、眠れない。眠れないんだ」

「じゃあ そばにいてあげて。いてあげてよ」

クムミョン。そうしたいさ。当然じゃないか。父さんの⸺大切な人だからな。面倒くさそうにしちゃ、ダメだぞ。イラつくな。優しくしろ。優しく」

「私は…父さんと、お別れするなんて嫌。父さんごめんなさい。許して。イラついてごめん。いつも電話を、早く切ろうとしてごめん。だけど、本当にイラついてたわけじゃないの。本心じゃなかったの。父さん」

「分かってる。分かってるさ。最高の娘だ」

グァンシククムミョン

「父さん。腰に負担なく運動できるぞ。ここで、キム・グァンソクを聴け。ネットで調べて、LP盤を買った。ギターを…父さん、どうして、そんなに痩せちゃったんだ。父さん。どうして…」

「バツの悪い思いをさせるな」

「俺が言ったろ。どうしてだよ。父さんにベンツを、買ってやるって」

「親孝行は十分だ」

「本当は全部分かってたけど、俺は…俺だけに、こっそりくれてた。知っていながら、俺はひがんでばかり…」

「おしゃべりめ」

「俺はクズだ」

「内緒なのに。秘密をバラしたな」

ウンミョンと父グァンシク

私の母は、本当にステキな人でした。とても頭脳明晰(めいせき)で誠実で学ぶことを⸺望み続けた人。“手のひらサイズの教室”が、母にもあったら、思う存分学べたし、羽ばたけただろうに。私は誰でも、いつでも、どこでも、勉強できる環境が必要だと思います。

〝エバースタディー〞は、 母の夢から始まりました。

事業が成功したクムミョン

「あなた」

「どうした、何事だ」

「驚いた」

「まったく。穏やかな日がない。今度は何だ」

「ありがとう。3つのうち1つを、かなえてくれて」

たとえ手を つなげなくなっても
私はあなたの ぬくもりを感じます
幸せな人生だったから⸺
あなたを思うだけで
心が温まります
昼でも月は空にいる
そう思って生きます
だから心配せず 旅立ってください
50年ぶりに 楽になってください
別れ難いあなた 今まで ご苦労さま
別れ難いあなた おつかれさまでした

「旅立つ人へ」
済州トドン洞 オ・エスン

「涙もろくなったわね。約束を1つ守ってくれたわ。本に載ったから、私も詩人よ」

「俺と結婚しなければ、とっくになれてた」

「あなたがいたから書けた。あなたのおかげなの」

エスンっていうヤツは、まったく」

「うれしい?」

「うれしい。ものすごく、うれしい」

エスングァンシク

「3つともかなえられないかと、思ったけど、詩は書いてるようだし、俺も気が楽だ。ほっとしてる。生まれ変わったら、10個でも願いをかなえてやる。また結婚する?」

「来世でも⸺会えるかな。そんな幸運には、恵まれないと思う。来世でも幸せだなんて。あなたのおかげで、寂しい日がなかった。1日も。幸せな人生だわ」

エスン頼みがある。俺の死に際に、あまり泣くな。お前に泣かれると、俺はすごくつらい。安心して旅立てない。死ぬ前に俺が見たいのは、お前の笑顔だ。お前の笑顔で、どれほど幸せになれたことか」

「トントンして」

「父さん、クムミョンよ」

「ここにいるからね」

「怖がらなくても大丈夫よ」

「父さん、ごめんなさい」

「父さん、大好き」

「父さん、ごめん」

「父さん」

「あなた」

「ごめん」

クムミョンウンミョンエスン
治療室に運ばれるグアンシク

「なぜ、そんなに早く、年を取っちゃったの」

「お前は変わらないな」

「私も年を取った」

「いいや。同じだ。俺の目には、50年間ずっと同じだった」

「あなた、ありがとう。すばらしい人だった」

「幸せだった?俺と暮らせて幸せだった?」

「最高だったわ。この上なく幸せだった」

エスングァンシク

私が一番言いたかったことは

母さん

母さん

母さん

母さん100まで生きる人もいるのに

なぜ、そんなに早く逝ったの。

生まれ変わって楽しんでる?

机に向かう仕事に就いて、威張っていてほしい。

エスン

「母さん、届いたぞ。詐欺じゃなかった」

“出版社 海の花”

「信じられない。“オ・エスン 詩集”だって。父さんも満面の笑みを、浮かべてるわね」

「おつかれさま」
〝謹呈〞〝美しい物語に涙が出た〞
“編集長 クロエ H・イ”
ウンミョンクムミョン

「泣いてるんですか?」

「どうしたんだろう。涙が出る」

「秀作?」

「何だかその…すごく…何て言うか、偉いの」

編集長 クロエ H・イ

70年分の幸せが 全部ここに詰まってる

胸に秘めていたものたちが ついに花開いた

「うれしい?」

「ものすごく うれしい」

いとしい あなたへ
9歳のころから今まで
あなたのおかげで
私の人生は ずっと春でした
あなたがいなかったら
書けなかった本です
また会える春まで
いつも春だと思って 暮らします
クムミョンエスン
みかおば
みかおば
https://www.youtube.com/channel/UC3SyT4_WLHzN7JmHQwKQZww

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